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ブログ・稽古場日記

相澤 まどか 【おたふく紳士淑女録】

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壤晴彦が書く
【おたふく紳士淑女録】
連載6回目は

おしずの妹・おたか役
相澤まどかです。


クラシック好きのお母さんのもとで育ち、子供の頃はバレエ、高卒後はミュージカル専門コースに進んだ彼女が「演技の勉強のために」ダンスの先生に勧められて『座』の研究生になったのは15年近く前でした。
能や歌舞伎の台詞で日本語を鍛え、日本舞踊を正課とする座のレッスンは全くチンプンカンプンだったらしい。それでも持ち前の負けん気で勧進帳の幾つものテープを聴き比べているうちに「日本語は面白い」と思い始めた矢先、二つの衝撃が彼女を襲います。初の歌舞伎座で観た片岡孝夫(現・仁左衛門)さんの『廓文章』、そして中野武蔵野館での任侠映画初体験。藤純子(富司純子)さんの『緋牡丹博徒・お竜参上』。「この佇まい、色気、この言葉の美しさ、このリアリティは何だ!?」‥それから彼女は「日本」にのめり込みました。日本舞踊林流・林千永の門下で学び、命名・林千から(ちから)で名取となり、現在は新内・三味線も修行中です。序でに云えば大の「仁左さま狂い」です。映画を観る、本を読む‥勉強熱心(物見高さ?)でも人後に落ちません。役に向かう姿勢も同様で、かつては「分からない」「上手くいかない」と言ってはよく泣きました。
少年っぽい面影で『山椒大夫』の厨子王がけなげだった彼女も、『野菊の墓』の民子を経て、『歌行灯』のお三重や『鶴八鶴二郎』の鶴八(おとよ)を情味豊かに演じられる『実』のある女優に成長しました。
『おたふく』でも土居さんと息の合わない(のがこの姉妹の面白いところ)名演技を見せてくれるでしょう。
2018年03月07日 15:30 |コメント|

土居 裕子 さん 【おたふく紳士淑女録】

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壤晴彦が書く
【おたふく紳士淑女録】
連載5回目は

主演・おしず役、
土居裕子さんです。


劇団四季における私の後輩ですが劇団での共演はありませんでした。その後NHKの歌のお姉さんを経て音楽座に入り、瞬く間にプリンシパルに。初めて舞台を観たのは『しゃぼん玉飛んだ宇宙まで飛んだ』でした。本当に歌が上手い、それに何より、恐ろしいほど人間味のある女優だと思いました。

そして、出会いの年がやって来ます。『絆1995』‥フジテレビ事業部がJAと組んだ音楽舞台‥日本の童謡唱歌だけで構成、出演者は土居裕子さんと萩原流行さんの二人だけ。舞台上には服部隆之さんが指揮するオーケストラが並び、舞台フロントの僅かなスペースだけて演技と歌唱が行われる。その2時間半の台本(な
んと舞台設定は精神病院!)を書き演出するのが私なんです。その直前、私は音楽座ミュージカル『星の王子ま』に出演。僕の役は飛行士で土居さんが王子さま。この王子さまが絶品!絵本の王子さまが動いて喋ったらこうなるだろう!と思いました。そしてこの公演中、私は『絆1995』の執筆に追われます。『星の王子さま』ツアー直後から『絆』の稽古ですから、連日プロデューサーから矢の催促。旅の間中、明け方、宿のそばのコンビニから前夜に書いた原稿をFAXで送る日々。二週間以上、舞台の本番以外は移動中も書き続け、徹夜が続きました。旅公演、よくもったと思います。幸い『絆1995』は大成功?? このシリーズは『1997』まで3年続き、2年目からは私も出演、『1996』では古い造り酒屋の親子を土居さんと二人でやりました。この彼女も素晴らしかった! 深い、そして済んだ歌声が忘れられません。

それから10年以上過ぎて座で『おたふく』を上演することになり、確信を持って主人公・おしずのオファーをしました。愛情深くてひたむきで天然で‥結果、これこそおしずでありました。当り役となったこの役に、今回もまた新たな輝きと深みが加わるでしょう。お楽しみに。
2018年03月06日 10:00 |コメント|

高橋 玲生 くん【おたふく紳士淑女録】

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壤晴彦が書く
【おたふく紳士淑女録】
第4回は…

高橋玲生(れお)くん

劇団ひまわりからの客演です。

座では『ちゃん』で重吉の利発な次男を演じてくれました。
ミュージカル『スクルージ・クリスマスキャロル』、『忍たま乱太郎』、また、劇団四季の『ライオンキング』ヤングシンバなど、子役として大活躍しています。

座の芝居は必ず観てくれ、私にディズニーのスカーグッズをくれます。
‥だからの起用じゃありませんよ。前回の『おたふく』の演技も文句の付けようがなかった。
将来有望な少年俳優として期待しています。

**************************
今回の「おたふく」では、
前回に引き続いて、

おしず宅の近所の少年・長太郎(写真)
と、
少女時代のおしず

二役で登場します。
2018年03月02日 08:00 |コメント|

千代 正行 さん【おたふく紳士淑女録】

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壤晴彦が書く
【おたふく紳士淑女録】
連載3回目にご紹介するのは
ギタリストとしてはお馴染みの、千代正行さん

今回「おたふく」では
おしず・おたかの父役として
ご出演頂きます!

******************************
なんとあの名ギタリスト・千代正行さん、役者としての初舞台です。

お遊びではない。圧倒的な「存在感」を買いました。

数年前、共に仕事で乗った豪華客船で出会い、太平洋上で親交が生まれました。勿論、船上パフォーマンスの演奏に舌を巻き、沢山のCM音楽の作曲やアレンジ、舞台音楽などを手掛けていらっしゃることを知って、帰国後直ぐに座の『雨月物語』の作曲と演奏をお願いしました。‥もうもう、作品の読みの鋭さ深さ、曲の美しさ鮮烈さにメロメロ!

その後も朗読ライブ『猿飛佐助』『唐獅子株式会社』、朗読劇『国定忠治』(やはり豪華客船仲間でハーモニカ漫談の青空たのし師匠、三遊亭好楽師匠ご出演)、座の本公演『友情』『お江戸みやげ』それに秘本朗読『袖と袖』など「面白いことはなんでもやろう」的に全力で刺激し合っているのです。

今回のおしず・おたかの父親役の俳優体験が彼にどんな刺激となるのでしょうか?

公演中1日だけ、石川さゆりさんの要請を受けて九州へ。代役は隠し玉です。
2018年02月28日 16:00 |コメント|

駒塚 由衣さん【おたふく紳士淑女録】

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壤晴彦が書く
【おたふく紳士淑女録】
2回目は、

駒塚 由衣 さん

武家出の生花の師匠・絹女役で
『座』の舞台に初めてご出演頂きます。

*********************
劇団四季の後輩です。ずいぶん一緒に舞台をやりました。若くて理詰めでパワフルでそのくせ臆病で、という(誰もが持つ)固さと危うさが眩しかった。その彼女が大変身を遂げたのが『小さき神の作りし子ら』。劇団の看板女優・影万理江さんが倒れ、彼女が急遽代役に立ちました。主役乍ら設定は聾唖者、全て手話で舞台を勤める‥この演技に劇団メンバーはおろか、劇界が、世間が大喝采をおくりました。この間、影さんの死にも直面し、私たちの中の何かが変わり、そして彼女は大きくなりました。その後の芯の通った安定感は誰もが認めるところ。
四季退団後も、舞台に映画にTVドラマに、メリル・ストリープやシガニー・ウィーバーなどを持ち役とするアテレコにと八面六臂。2014年から始めた江戸人情噺の一人語りシリーズ(『妲己のお百』『鼠小僧股旅八景』他)は彼女のライフワークとなるでしょう。‥それにしても4年で9本とは‥相変わらずパワフルだなこいつ。
というわけで『おたふく』では武家あがりの生け花の師匠という役どころ。築地生れ築地育ちの彼女が江戸人情噺の傑作『おたふく』でどんな江戸女を見せてくれるのか、楽しみなところです。
2018年02月26日 21:30 |コメント|

鈴木慎平さん【おたふく紳士淑女録】

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演出家の木村光一さん主宰の地人会に私は4回出演しました。そのうちの3回は鈴木慎平さんとご一緒でした。その都度、良い役者さんだと思いました。私が言うのも失礼乍ら、メリハリの効いた的確な演技、輪郭の鮮やかな役作り、味わいのある美声‥どこかやんちゃで、それでいて落ち着きを感じさせる芸と人柄‥長い旅先では中山仁さんや石鍋多加史さんらとよく遊びよく飲みました。(これだけで長い原稿が書けますがここでは割愛)
木村光一さんが地人会を退かれてから共演はなく、しばらくお会いしておりませんでしたが、先般、私どもの『お江戸みやげ』をご覧いただき、日を改めて一献。あっという間に以前と変わらぬ芝居ばなし。聞けばいっとき舞台を遠ざかっておられたとか。私も二度そういう時期がありました。私から口説き落として『おたふく』出演をご承引いただきました。
老婆を含むお年寄り四態‥稽古場が楽しみです。和物? お手のものですよ、前進座ご出身ですから。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆

「おたふく」では
・杵屋勘斉(長唄の師匠、写真下の稽古風景はこの場)
・茶屋の爺さん
・島崎来助(彫金師、貞二郎の師匠)
・長屋の婆さん
の4役でご出演頂きます。
2018年02月24日 15:00 |コメント|

第40回公演【おたふく】始動!!!

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本番まで約ひと月‥
『おたふく』いよいよ始動です‼️
 
みなさんに心からの「幸福感」をお届けするために、丁寧に稽古を致します。
 
壤晴彦が書き『座』の季刊誌に掲載した
『おたふく・紳士淑女録』を
出演者紹介として随時UPして行きます。
鑑賞のご参考にどうぞお目通し下さいませ。
2018年02月22日 16:00 |コメント|

はやいもので・・・

お江戸2017
9月も20日の声が聞こえてきました。
大変おそくなりましたが
「お江戸みやげ」ご来場
まことにありがとうございました。

お客席からの温かい空気
そして、
ご観劇後のお客様の明るい笑顔
何にも代えがたい嬉しい「お土産」を
お客様からたくさんたくさん頂きました。

心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
2017年09月19日 12:44 |コメント|

朗読散歩👣お江戸みやげ

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昨日、7月29日(土)に開催致しました
【朗読散歩】〜お江戸みやげ特別バージョン

お天気にも恵まれ、暑さにも負けず
無事、終了致しました。

まずは、新御茶ノ水駅に集合
メインガイドは、鳶頭六三郎役の
二條正志
3回ロケハンして
名所各所をご案内するカンペも完璧
文楽の手提げをさげて、皆様を誘導します。


日傘や扇子で陽射しを避けつつ
周りの風景を眺めながら
のんびり散歩がスタート!


はじめに寄ったのは
ニコライ堂
正式名称は「東京復活大聖堂」
なんですって。知らなかった〜
外から見かけたことはあっても
こうしてじっくり眺めることは
なかなかないですね

今回の散歩では、各所で
「お江戸みやげ」メインキャストに
遭遇していくという小芝居がオマケ

ニコライ堂では、
越後から出稼ぎにきていた
角兵衛獅子兄弟
石松啓太と野田しおりがお出迎え


次は聖橋を通って
江戸幕府5代将軍・綱吉が建てた
孔子廟・湯島聖堂へ

大階段を登ったところで
阪東栄紫役の、高野力哉と
その恋人・お紺役の、相澤まどかが
合流。


のちに、
幕府直轄の儒学学問所が開かれ
孔子の出身地の名をとって
昌平坂学問所
と呼ばれるようになり
日本の学校発祥の地として
今も多くの受験生がお訪れる

大成殿前で記念写真📸



続いて、江戸の神様といえばここ!
神田明神


常磐津文字辰役の、秦和子と
市川紋吉役の、森一馬が
隋神門でお出迎え



神田明神の御祭神は
大黒様と恵比寿様
そして、平将門命
三柱の神様

国土安泰、夫婦円満、縁結び、
商売繁盛、医薬健康、開運招福
除災厄除
江戸総鎮守として
1300年前から今に至るまで
この東京都心を
お守りくださっているんですね
有難や有難や


境内では
今回初めて座の公演にご参加くださる
女中・お長役の
有希九美さんと合流



出店の【冷たいビールあります!】の
文字を横目に
広い境内をぐるっと一回りして


散歩のゴール地点
湯島天満宮へ


ひたすら坂を登り
辿り着いたところで
待ってました!主役のふたり

お辻役の、浜畑賢吉さんと
おゆう役の、壤晴彦
ご登場〜

まずは公演の成功祈願
天神様をお参りいたしまして
ここでもぐるっと境内一周

今日のビールは美味しいぞ
と言いながら
朗読・お食事会場の「古拙」さんへ

こんな感じで、
「お江戸みやげ」
初の通し本読みを聞いていただき
時折湧き出す笑い声に
散歩の疲れも吹っ飛び

やっとありついた
ビールの味は
格別!

楽しい話をおかずに頂く
お料理の味も
また格別!

ちょうど帰りの時間に
雨に降られてしまいましたが
これは「やらずの雨」か

古拙さんのご好意で
時間を延ばしてくださり
こうして最後に集合写真も撮れました

ご参加頂きましたみなさま
暑い中、本当にお疲れ様でございました。
ありがとうございました!
2017年07月30日 13:30 |コメント|

「お江戸みやげ」のお辻さんおゆうさんは、お婆ちゃんなのか??

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前回のBlogから、
あっという間に1ヶ月以上
経ってしまいました(^^;;
筆不精ですみません…

さて、次回8月公演の
「お江戸みやげ」主人公
お辻さん(写真左・浜畑賢吉)と、
おゆうさん(写真右・壤晴彦)
私たちは、ふたりの「お婆ちゃん」と
呼んでおりますが、
ある方からこんな指摘がありました。

****************
このふたり、
たしかまだ40代の設定でしたよね。
お婆ちゃんなのかなぁ?
お辻さんは、一目惚れした阪東栄紫に
座敷で会った時に
お酒もはいっていたし
少なからず一夜のアバンチュールを
期待していたんじゃないかと思うんですが…
****************

現代で「お婆ちゃん」というと
実年齢はさておき
色恋からはとうに離れた人
というイメージがありますので
こう思われるのも最もだと思います。

ですが、江戸時代では、
20歳をすぎれば「年増」(がーん)
30歳をすぎたら「大年増」(がびーん)
そして
40歳以上は「婆」(がびょーん)
と呼ばれていました。


なので、現代の感覚からいくと
お辻さんとおゆうさんは

40代で夫を亡くして
残りの人生を
まだまだ謳歌する気満々の
【熟女】ふたり

といった感じでしょうか?

でもこれだと生々しいので
可愛いく
「お婆ちゃん💕」って
呼んであげてください。


さて、明日(7月29日)は
朗読散歩👣

湯島界隈でこの2人を見かけたら
天神様のお導き
これをご縁と思し召し
ぜひ劇場へお越しください。
2017年07月28日 15:00 |コメント|

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